すずきクリニック｜内科・循環器内科・小児科 神栖市
禁煙のすすめ
禁煙外来を停止いたします
禁煙外来についてお知らせいたします。主要な禁煙補助薬であるファイザー社のチャンピックスが、N-ニトロソバレニクリンという物質が検出されたため、自主回収、出荷停止となっています。
再開は2022年後半以降になる見込みとのことで、流通が再開するまでは禁煙外来を停止と致します。
ご不便おかけしますが、ご了承下さいますようお願い申し上げます。
喫煙が引き起こす様々な病気
喫煙は呼吸器疾患や肺癌、脳卒中、冠動脈疾患などを引き起こすことが知られています。
喫煙を長年続けると10人に2人の割合でCOPD（シーオーピーディー；慢性閉塞性肺疾患）という病気にかかります。
これは肺気腫などを来す疾患で、息切れ、咳、痰が主な症状となります。
肺から二酸化炭素を吐き出す力が弱くなり、酸素を取り込めなくなって酸素吸入を要することもあります。
肺癌は特に扁平上皮癌や小細胞癌というタイプが喫煙と関連が深く、非喫煙者と比較すると喫煙により男性で4.4倍、女性で2.8倍肺がんにかかりやすくなります。
喉頭がん、膀胱がんとも関連があります。
冠動脈疾患、腹部大動脈瘤、下肢末梢動脈疾患との関連も深く、健康に大きな害があります。
禁煙の取り組みはそれぞれで取り組んでいきましょう
最近は東京オリンピックを見据えて、受動喫煙を防止するための健康増進法が可決され、飲食店での禁煙が進むことになっています。
しかしその効果は限定的とみられています。
国会議員にたばこ族議員がおり、また財務省とJTとのいわゆるたばこ利権が絡んで対策が進まないのです。
テレビでたばこの害に関する番組がほとんどないのも、たばこ利権が絡んでいます。
タバコは百害あって一利なしは今も昔も変わりありません。禁煙によって健康寿命を延ばしましょう。