子どもは免疫が未発達で、さまざまな感染症にかかります。
多くは風邪などのウイルス感染症ですが、中には後遺症を残したり命を落とすことにもつながる恐ろしい感染症があります。
幸いにも、それらの感染症に対するワクチンが多数開発され、ワクチン接種に公的な補助を受けられるようになっています。
ワクチンの効果は絶大なもので、例えばヒブワクチンは、侵襲性インフルエンザ菌による化膿性髄膜炎や喉頭蓋炎(こうとうがいえん)を激減させました。
ワクチンが定期接種となってから、病気にかかる方が少なくなったのです。
また日本脳炎はコガタアカイエカという蚊が媒介するウイルス感染症ですが、感染した一部の人(100~1000人に1人)が脳炎になり命を落としたり、寝たきりになるなど深刻な後遺症を合併します。
ワクチンによって罹患する方はほとんどいないのですが、蚊はすぐ身近にいて、日本脳炎ウイルスもすぐ身近にいます。
つまり私たちはワクチンに守られていて、安全に暮らすことができているのです。
ワクチンの副反応に発熱、注射部位の発赤などあります。
しかしワクチンによって防げる病気に比べれば小さなものと言えます。
お子さんにワクチンを遅れることなく接種し、恐ろしい感染症をきちんと予防してあげましょう。
以下のホームページも参考にして下さい。
NPO法人VPDを知って、子どもを守ろうの会
https://www.know-vpd.jp/
上記のNPO法人VPDを知って、子どもを守ろうの会が作成しております、予防接種のスケジュールです。PDFもダウンロードできますので、ご参考ください。