「いびき」と「無呼吸」見過ごしていませんか?
ご家族の大きないびきが突然止まり、フーッと息を吹き返す。そのような様子に不安を感じたことはありませんか。それは睡眠時無呼吸症候群かもしれません。
これは単なるいびきではありません。睡眠中に何度も呼吸が止まることにより、血管や心臓に大きな負担がかかります。
重度の睡眠時無呼吸症候群では高血圧、心不全、心房細動などの不整脈につながることがあります。
また睡眠の質が低下することで「何度も目が覚める」、「朝起きた時に頭痛がする」、「日中に強い眠気を感じる」といった生活の質(QOL)低下にもつながり、ひどい場合は居眠り運転による交通事故にもつながることがあります。
まずは受診を、そして適切な治療を
もし心当たりがある方がいらっしゃいましたら、受診をお勧めいたします。
貸し出しの簡易ポリグラフィー検査をご自宅で行うことによって、重症度に合った治療法をご提案いたします。
CPAP(シーパップ)
重症の場合に用いられる治療法です。カップの形状をしたマスクを鼻に密着させ、機械から空気が送られることにより呼吸を助けます。
通院が必要となり、月々5000円程度の費用がかかります。
最近はオンライン診療も可能となっています。
マウスピース(口腔内装置)
比較的軽症の場合に用いられる治療法です。
睡眠時に上下一体型のマウスピースを装着することで口を閉じることができ、気道を広げることでいびきを改善します。
歯科に作製を依頼し、だいたい1万円くらいの費用がかかりますが、通院は不要です。
ご家族の健康を守るため、積極的な受診を促してください。
適切な治療を行うことで生活の質が向上し、心血管病のリスクも軽減できます。
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