突然の心停止から命を救うために
日本では心臓が原因で突然心停止となる人が、年間で約9.1万人にものぼります。
これは一日に換算すると約250人、約6分に1人が命を失っている計算になり、他人事ではありません。
心臓突然死の多くは心臓が小刻みに震える「心室細動(しんしつさいどう)」という重篤な不整脈が原因で起こります。
心室細動が起こると血液を全身に送り出せなくなり、わずか数分で脳をはじめとする全身の細胞が不可逆的なダメージを受け始めます。
命を救うためには、一刻も早い処置が必要です。
救急車が到着するまでの平均時間は約10分であり、その間に救命処置を始めなければ救命率は1分遅れるごとに約10%ずつ低下してしまいます。
そこで重要になるのが、その場に居合わせた市民による心肺蘇生とAED(自動体外式除細動器)の使用です。
AEDは心室細動の電気的な異常を取り除き心臓のリズムを正常に戻すための医療機器で、操作は音声ガイダンスに従えば誰でも簡単に行えます。
現在、「減らせ突然死プロジェクト」では心肺蘇生やAEDの使用率向上を目指し、市民の積極的な行動を促しています。
目の前で誰かが倒れたとき、命を救うことができるのは救急隊や医師ではなく、その場にいる「あなた」です。
知識と勇気をもって行動することが、救える命を増やす第一歩となります。
AEDはコンビニ、公共施設、商業施設などに設置されています。
普段から意識して確認しておくと良いと思います。
詳しくはAED財団のホームページをご覧下さい。

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