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減塩のすすめ
~高血圧を回避し健康寿命を延ばしましょう~

テレビの健康番組などで、塩分の摂り過ぎはよくありませんと聞いたことがあるかもしれません。

食塩は高血圧に密接に関係しています。食塩を摂り過ぎれば摂り過ぎるほど、それに比例して血圧が上がるのです。

世界的に見て日本人の食塩摂取量は多く、平成29年の調査では1日平均9.9g(男性10.8g、女性9.2g)となっています。

またしょうゆ工場のある銚子市では全国平均よりさらに1割程度多くなっており、食文化がほぼ同じである当地域においても同様であることが考えられます。

高血圧はさまざまな病気の原因

ではなぜ血圧が高いと困るのでしょうか。

高血圧症は脳卒中や心血管病の最大の原因であることが分かっています。

また食塩そのものが直接心臓や血管に悪影響を及ぼします。また心血管病以外に胃がん、尿路結石、骨粗鬆症にも関与します。

食塩を減らすには

2020年の厚生労働省の目標は、1日あたりの食塩摂取量を平均男性7.5g、女性6.5gとしています。食塩を減らすには、どうしたらよいのでしょうか。

1998年に行われた調査によると、食塩の摂取源は、しょうゆ20%、漬物10%、みそ汁10%、魚9%となっています。

つまりこれらの日本の伝統的食品に注意すれば効果が大きいと考えられます。

また、カリウムはナトリウム(食塩)を尿中に排泄する働きがあります。カリウムは主に野菜、果物に多く含まれているため、これらを積極的に摂取することで血圧が下がる効果があります。

食塩を1日あたり1g減らすと、血圧は1mmHg減らすことができます。

最近ファミリーレストランなどはメニューに食塩何グラムと記載してあります。またスーパーで食品を買うと、食品成分表にナトリウムmgと記載あります。ナトリウムは2.5をかけると食塩相当量(グラム)になりますので、参考にしてみるとよいでしょう。

食事を楽しむことを忘れずに

ただ、減塩のために食事が楽しめなくては元も子もありません。

2016年6月に改定された日本人の食生活指針では、まず「食事を楽しみましょう」とあります。ごはんなどの穀類をしっかりとり、主食、主菜、副菜を基本にバランスをとり、食塩を控えめにと記載されています。

少なくとも1日1回は家族が集まって食卓を囲み、食事を楽しみ、規則正しい食生活を送る中で減塩できれば理想的なのではないでしょうか。

お子さんのいる家庭では、食育にもつながると考えられます。